I LOVE TYPOGRAPHYさん宅に遊びにいってきたよ

ブログを始められた頃は四国にお住まいだとプロフィールに書かれていたので、遠方ということもありまさかお会いする機会があるとは思っても居ませんでした。
昨年参加したApple Store Ginzaの講演でお話は伺っていたのですが、実は昨年横浜に引っ越されたとのことでした。なんと幸運なタイミング！

ご一緒したのは主催の山田さん、akira1975さん、弓場さん、岡本さん、木龍さん、hirofumixさん、ymdkzhrさん、神村さん、そして私という合計9名。実際に書体を制作されている方やタイポグラフィに精通されている方々のなかでほんと浮いてて申し訳ないです...。ご一緒させていただいてありがとうございます！(至極恐縮)

Johnさんのお宅は横浜駅からローカル線に乗り換え、こじんまりした駅近くの一軒家。外から見ただけでもお洒落さが伝わってくる白壁のおうち！まさか一戸建てだと思っていなかったので、既に一行はおかしなテンションになっています。

このオサレキッチンったら！

梁から吊るしたブランコ。読書がはかどりそうです！

3階建て(正確には3フロア+屋根裏の方が近いのかしら)のお宅はご自身でデザインされたとのことで、インテリアから照明のトーン、生活導線に至るまで本当に居心地のよさそうなすてきな空間でした。猫を二匹飼ってらっしゃるのですが、鉄骨の梁や吹き抜けがうまく組み合わされ、彼らが自在に行き来できる空間になっていました。これは猫好きの方にはたまらない...

本棚は勿論タイポグラフィ関連の本がほとんどで、そのどれも気になるものばかり。木製の本棚(アンティークかしら)は本の重さで歪んでしまっているのですが、それもとてもいい味になっていました。
お話のなかでJohnさんがおすすめくださった本からいくつか。

Designing Books: Practice and Theory
実例を含めた教本的な内容。本文も2色刷りでとても分かりやすいです。

Mysteries of the Alphabet: The Origins of Writing
文字通りタイポグラフィの起源に迫る本。読み物としても面白そうでした！

じょうずなワニのつかまえ方
こちらはhirofumixさんが持ってきてくださった本。グラフィック界では有名な本で、様々な写植時代の書体を見ることが出来ます。
これを見ながら、Johnさんとakira1975さんが「これなんだっけなー、欧文書体で似たようなのみたことあるなあ」「それ○○じゃないかな」みたいな会話をされていて、お二人の知識量の底なしさは本当にびっくりでした。わたしも参加できるように勉強しなきゃ...

最近Johnさんが刊行されたタイポグラフィの雑誌、CODEXのお名刺もいただきました。ざらっとした質感(マーメイドかな？)の紙に墨で活版がほんとうにかっこいい。日本で見かけるサイズより大きめで、存在感も抜群です。
CODEX、とても読み応えがあるのでぜひ！

そしてなんと秘蔵のポスター大放出！

Sebastian LesterのシルクやAiの大判ポスターなど、お土産としていただいてしまいました(しかも人数分!)。もちろんそこは大人なので殴り合い公平にじゃんけん大会で。
ポスターに恥ずかしくないお部屋に住めるようがんばらないと...。

自己紹介代わりにとお土産を持ってきてくださった神村さん。所属するNSSGRAPHICAと箔押しで有名なコスモテックさんのコラボだそうで、箔でどこまで小さい文字がプリントできるかというトライアルだそう！
実は私も名刺をコスモテックさんで刷っていただいたことがあり、twitterで印刷工程を拝見していたのでとっても興味があったものなんです。複数書体、紙、箔で印刷分けされているので、大変参考になります。
こちらは現在販売されているそうなので、興味をお持ちの方はぜひー(無くなり次第終了だそうです)
『箔押し文字ゲージ』4枚1セット 配布キャンペーン！

日本の薬箱もさりげなくインテリアの一部に。

文字話は尽きないもので、時間はあっという間に過ぎてしまいました。Johnさんとのやりとりは基本英語だったため、雰囲気で聞き取るのと写真に専念しておりました。ありがたいことにakira1975さん、岡本さん、弓場さんがあとでメールでフォローしてくださいました...！

twitterで前日に文字遠足というキーワードが出てきたのですが、まさに遠足のようなわくわくでいっぱいのすてきな一日でした。
お誘いくださった山田さん、お邪魔させてくださったJohnさん、ご一緒させていただきたみなさまありがとうございました!

We Love Typography!

あと、家建てたくなりました。まじで。