日本・ベルギーレターアーツ展行ってきたよ

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左が今回のポスター。iPhoneで撮ったのですが、微妙なフレーミング...

小林章さんがブログでおすすめされていた日本・ベルギーレターアーツ展に行ってきました。

前からカリグラフィに興味があったのですが、なかなか触れる機会が少なく...。
以前行ったgggのブロディ・ノイエンシュヴァンダー展や、最近だと浅葉さんの祈りの痕跡展くらいしか規模の大きいものは見ていませんでした。

今回は公募展+招待作家らしく、作品点数もかなりのもの。「線とこころ」というテーマにぴったりな、情緒的な作品が多いように感じました。

なかでも木村翼沙さんの作品は圧巻でした。紙布という(らしい)ガーゼのような地に濃度の違う文字が書かれた作品で、天井から吊るされふわりと揺れるのです。季節的にも目に涼しいですし、幽玄な雰囲気もあり、圧巻のボリューム。非常に印象深かったです。
ブログもお持ちのようなので詳細はこちらー。

日本勢、なかでも女性作家の作品はミニマルで工芸的な作りの作品が多かったように思います。造本が凝っていたり、金の細い線がアクセントに入っていたり、女性ならではの感性なのかなーと。

逆にベルギー勢はダイナミックな作品が多かった印象です。書道のようなタッチのものもあり、文化的には逆転していておもしろいなーと思いました。

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図録より、今回のグランプリの橋口さんの作品。

グランプリの作品は1冊の手製の本。これがまた美しくて...!カリグラフィの美しさもさることながら、本としてのデザイン、たたずまいが美しい。真っ白な厚手の紙をめくると、出てきた綴じ糸が真っ赤ではっとするような色気。ほんとうにこれは実物を見てほしいー。

祈りの痕跡展にも出展していた浅葉さんやノイエンシュヴァンダーさんの作品も見ることができ、大満足の展示でした。巡回展やらないのかなー。ほんとたくさんのひとに見てほしい。

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