職業病その1

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職業柄、どうしても素直にものを見れなかったりします。
先日のライブにて、前の男の子が着てるのが昨年のテナーフェスTだったので、「あ、同じの着てるー」と思いながら見てました。
よくよく見ると、「Let's enjoy the festival」の、「the」部分が気になって仕方ない。hとeのカーニングがすごい甘いのです。'とsの詰めもなんか甘い。一度気づいちゃうともう気になって気になって。
いつだったか小林章氏のセミナーに行った時「そんなに神経質にならないでいいですよ。要は読めればいいんです。タイポグラフィは楽しくやりま しょう」的なことをおっしゃってました。でも、逆に普段アルファベット見慣れてる欧米文化圏の方からすると、「そこ詰めないのありえねえ!thとeは別の 単語に見えるよ!」ってことになってしまうらしいのです。

学生の頃は「素人組み」と云って、時間無くてそのまま流し込んだベタ打ちの組みのことをそう呼んでました。
でも、そういうもののほうが、逆に何かひっかかるものがあったりするのです。
「あれ?」と思って寄って見る。これ意図的にできたらほんとすごいなあ、と思うのです。
 (で、件のTシャツの件はまあ、中山美六堂のご愛嬌ってことで…)

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